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Inter Planet

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フランス短期語学留学編-ILF-


フランス短期語学留学編-ILF-




2004年夏(8月、9月)に、パリ8区にあるInstitut de Langue Francaise(I.L.F)に短期語学留学しました。月曜から金曜まで、1日2時間の会話クラスを受講しました。


●どんな学校?
凱旋門の目の前、メトロのCharles de Gaulle Etoileから歩いて7分ほどのところにある、高級アパートの中にある学校です。アパートの2階と3階が学校になっています。
以前、「成功する留学」に日本人学生の数が少ないと書かれていたためか、私が行った時は日本人学生の数がとても多かったです。特に、午前のクラスでは上級以外のクラスは半数くらいが日本人学生だったようです。

事務所には秘書が二人いて、この人たちが手続き関係をやってくれます。私がいた時は、日本語を話す秘書がいました。もう一人も、英語を話すので、フランス語が話せなくても手続きには問題ないと思います。

この学校の良い点は、とにかく授業料が安いことと交通に便利なこと。
授業料は1ヶ月、週10時間授業で250ユーロ、週20時間授業で500ユーロ。これほど安い学校は他には19区にある安くて有名な学校くらいしかないと思います。授業料が安いといっても、授業内容がひどいということもなかったです。もちろん、先生の当たり、はずれはありますが。
交通も、最寄りのCharles de Gaulle EtoileはRERのA線、メトロの1番線、2番線、6番線が通っていて、授業の後にOperaやLes Hallesに遊びに行くのに便利でした。

●レベル
この学校は、初級(Debutant)・中級(Moyen)・上級(Avance)がそれぞれ二つずつのレベルに分けられています。つまり、全部で6つのレベルに別れています。私が通った時期はバカンスシーズンだったので、もしかしたら通常のクラスはもう少し細かくレベルが分かれているかもしれません。

●クラス分けテスト
Debutant1から受講する場合は、テストを受ける必要はありませんが、私は一応仏検3級に合格していたので、まずはクラス分けテストを受けました。1時間の筆記試験のみの試験です。聞き取りや、会話の試験はありませんでした。
筆記試験は、選択式の問題ではなく、すべて書かせる問題だったので、ちょっと面倒でした。基本的な動詞の活用から、接続法、二つの文章を同じ意味にする書き換え問題などがありました。
試験の結果、私はMoyen2(中級2)のクラスに入ることになりました。

●授業の内容
◇8月の授業(午後の会話クラス・Moyan)
8月は午後の会話のクラスを受講しました。
私はテストの結果、Moyen2でしたが、この午後のクラスはMoyen1とMoyen2のミックスの中級会話クラスでした。したがって、生徒のレベルもかなりばらつきがありました。やっと中級に上がってきた人もいれば、上級に近い人もいるという感じです。
生徒の出身国は、日本・ベトナム・アメリカ・ポーランド・ドイツ・スイスといった感じでした。中でも、日本人の生徒が多かったです。10人ほどのクラスの半分近くは日本人でした。
授業はプリント中心に進められました。というか、ほとんどプリントのみ。先生は1回の授業で5枚くらいプリントを配りました。内容はボキャブラリーが中心。週に1,2回DELFのヒヤリング問題をやったりしましたが、中心はとにかくボキャブラリー。会話のクラスなのに、ほとんど会話の練習はありませんでした。ひたすら、プリントのボキャブラリーの問題を解くのみ。あまりにも会話の練習がないので、先生にもっと会話の練習をしたいと要望を出したりもしましたが、その後多少の改善は見られたものの、やはり授業の中心はボキャブラリーでした。
しかし、それだけ無理矢理ボキャブラリーを毎日習って、家で復習していたせいか、ボキャブラリーは増えたなと思います。それはその後に受験した仏検2級や、フランスのニュースを見ている時などに実感できました。でも、やっぱりもう少し会話の練習もしたかったです。

◇9月の授業(午前の会話クラス・Moyen2)
もっと会話の練習をしたかったので、9月は午前の会話クラスを受講することにしました。午前のクラスは、きちんとMoyan1とMoyan2が分けられていました。

生徒数は12人くらい。内訳は、日本人、アメリカ人、オーストラリア人、スペイン人、エクアドル人、韓国人といった感じ。でも、その半分以上は日本人でした。

授業の内容はとても満足できるものでした。毎回の授業の流れは以下のような感じです。
・まず、毎回先生がテーマを決めます。そのテーマに関するボキャブラリーを先生が板書しながら解説をします。
・次に、そのテーマに関するプリントを配り、文章を読みながら単語や内容を説明し、先生が与える問題を解いたり、ディスカッションをする。
・その次に、2,3人でグループを作り、テーマに関する質問集を配り、その質問をグループディスカッションする。先生は順番にグループを回り、一緒にディスカッションに参加する。

他に、生徒による発表もありました。毎回一人ずつ好きなテーマで発表をし、その発表について質問したり、ディスカッションをしたりしました。

この先生の授業は、まさに私が理想としていた授業でした。実際、先生の評判も良かったです。
この授業はとにかくよく話すので、自然にフランス語が口から出るようになりました。毎回配られるプリントの文章が毎回難しくて挫折しそうになったり、とにかくよく話す生徒に圧倒されたりする時もありましたが、このクラスを取って本当に良かったなと思います。






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